なんてない山で足を骨折して悔やむ2年

2020(R2)年10月14日~2021(R3)年12月26日ごろ

骨折手術してから細菌感染症に気付くまで

傘寿までは、3000m級の山に登ることを目標に、2020年の夏期遠征登山もアルプス踏破を目指して頑張ってきていた。
ところが直前の4月、未曽有の「コロナ感染緊急事態」宣言。普通の生活は奪われ、遠征登山など考えられなくった。
そんな世相のなかで県を越へて外出がOKとなり。ご近所散歩を県外登山に切り換え、久し振りに大分方面へ出掛けた
2020年10月14日由布岳塚原ルート下りで浮石を踏みザックごと前のめりに一回転し右足首を逆さに捻ってしまった。
痛みと腫れはあったものゝ登山口まで何とか歩き通し帰宅できた。翌15日、整骨院のレントゲン撮影で右足骨折判明。
総合病院へ回されたが、向った病院はクラスターが発生して、手術、入院は出来ないと断られ、大学病院へ回された。
ラッキーだったのは、怪我がなければ、その大学病院で26日から「冠動脈検査」で入院予定でコロナ検査は受けていた。
翌々日、大学病院を訪ねると、入院施術が必要と即手術入り。その間、入院準備、諸手続きは家内が並行して行った。
病名は「右足外果骨折」でプレート挿入。9日間の入院で退院できた。退院してからが大変、不便な生活とリハビリの日々。
足は浮腫んでバンバン張って松葉杖使って不自由な生活。然し、歯磨き出来て顔が洗えるありがたさにしみじみ感謝。
5週目、足首サポーターは割合早く外れたが、右足に変化が、痛みや腫れがあり、足首、足指が思う様に曲げられない。
骨折してから10週目、2020年12月23日、足の具合は思う様に動かせないが、医師から車の運転と散歩許可が下りた。
ちょっとした階段も上げられない、ひたすらゆっくり歩くしかなかったが具合を確かめながら 12月26日から散歩を始めた。
少しづつ散歩の距離を延ばす傍ら、アスファルト道から未舗装道、階段の上り下りと今迄通りの生活に近付けていった。
痛みやリハビリと不自由な生活を気持で支えたのは、やっぱり残り少ない登山年齢から「早く山に登りたい」一心だった。
ところが気持ちと裏腹に、はじめての登山の久山町遠見岳。足試しの英彦山を登りはじめて時々心臓がパクパクする。
喉に傷みが出て,心肺機能の衰えも心配になった。その症状は、12月カテーテル検査の「労作型狭心症」から起きる症状?
同じ様な症状が遭って、2007年に心臓カテーテル検査でステントを挿入している。その兆候で再検査を受ける筈だった。
持病や怪我などのことばかりなく、加齢による体力減衰を考えると、年相応の楽しみ方へ変えなければと思う様になった。
それから気楽にできる、キヌガサタケやアサギマダラの追っかけを主体に変えた。外来診療は2021年6月末まで8ケ月間続いた
主治医の術後最終判断は、抜釘再手術は年齢から身体へ負担が大きいのでプレートは挿入したまゝいきましょうだった。
足骨折手術前の手術創の危険性の説明では、感染症の可能性は、約1%と低く稀とのことで安心していたのだが・・・

2020(R2)年10月14日(水)・・・由布岳塚原コースを下山中に右足首骨接

2020年10月16日 10:31 右足関節正面  2020年10月16日 16:33 術後 プレートネジ止め
2020年10月19日 ギブスからサポーターに変わる  2020年11月25日 医療用テープが取り除かれた  
2020年11月28日 術後の縫合痕 2020年12月7日 骨折治療の傍ら「冠動脈検査」で再入院  

2021(R3)年12月26日(日)~2022(R4)年8月31日(水)

一年3ケ月過ぎたころから手術痕(プレート挿入部位)擦り傷のような傷口から滲出水が出始め、抜釘再手術

手術後もコロナ感染拡大は続き 散歩を主に近場低山を歩いていた。1年3ケ月ほど過ぎた頃、登山の際、足に違和感と擦り傷。
はじめはハイカット登山靴を履き紐で縛るので擦り傷かと思っていたが、徐々に傷痕だけでなく足の痛みを伴うようになってきた。
傷口は開いたり塞がったりを繰り返したが、傷口から少し滲出水が出始め、日を追うごとに、滲出水は膿みたいに変わってきた。
主治医を訪ねると、細菌に侵されているので早くプレート除去手術と創内除菌洗浄を行ったが速いということで再手術を決心した。
一般的にプレート抜釘手術は一年後位で行いで2・3日入院で終わるけど、細菌に侵されると厄介なんだよと 主治医は語っていた。
コロナ禍で感染の恐れや医療関係の逼迫などで手術は延ばしてもらっていたが、治まるどころか爆発的な感染拡大が続く傾向に、
早く手術した方がよいと勧められ、お盆で少し病院の空いたころに手術を決めてくれた。事前にコロナ感染症検査を受けたうえで、
2022年8月15日 午後から麻酔注射を打って、へそから下は無感覚状態で、抜釘、創内部除菌洗浄と約1時間半かけて行われた。
3時間後くらいから麻酔が覚め始め、6時間も経つと脚や足指の感覚は戻るが身体は測定機器゙コードや尿取管で身動き出来ない。
この日ほど立ってトイレや洗面できるありがたさを痛切に感じた。入院の日々は、抗菌剤の点滴を8時間毎に、3回/日の繰り返し。
骨折の手術入院より長い、12日間の入院生活を経て、8月23日退院。はじめての外来診療の8月31日でも、まだ抜糸出来てない。
コロナ禍で普段の当たり前がいかに有難かったかを知らされ。怪我して当たり前の生活が出来ない不便さと代償も計り知れない。
誰でも登山をする際に「一瞬で怪我は起こり得ることです」そのことを念頭に置き、注意喚起になればと自戒を込めて記しました。

2022年3月7日 再手術前、傷口から滲出水が出る 2022年8月31日 再手術後半月過ぎても抜糸できない 

2022(R4)年9月3日(土)~タマゴタケ等が出ているそうです

コロナ禍でも、そのなかで出来る登山は工夫して続けたい気持は強くあるれけど、まだ医者の許可が下りてない。
理由は、切傷痕の摩擦刺激がよくないとのことで、もう暫くの我慢、我慢と辛抱はしているものの気になることが?
それは、《昨年、2021年8月末》に、かって見たことのない、タマゴタケの異常出現があり、大いに楽しみました。
その気持が通じたかのように、タイミングよく、城山常連のTKさんからタナゴタケ出ていますよ~と画像を頂いた。
その後も、タマゴタケや他のキノコ類が出ている情報も逐次いただいているけど、まだ見に行けなくて残念です。

9月3日 城山 NO.7ベンチ少し上、山頂まで200m標識近くのタマゴタケ
   
9月7日 台風一過の城山 9月11日 宗像四塚白山

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