宗像市城山キヌガサタケ③

2022年7月4日(月)~7月12日(火)

今年の梅雨は異常だった。平年より約1ケ月早く、梅雨期間はおおよそ平年1ケ月半の1/3しかないといわれ
この少雨傾向の影響と思われるウスキキヌガサタケの異常減少。タマゴタケのタマゴや成菌を見かけなかった。
2021年6月~7月が異常発生だったにしても、昨年と今年の開傘状況を比べると数的に大きな隔たりがある。
また、ウスキキヌガサタケが姿を見せる場所も年々変わっているけど、根上り付近と三郎丸側は、変わらず姿見掛けた。

2022年 月/日  6/22 6/23 6/24 6/25 6/26 6/27 6/28 6/29 6/30 7/1 7/2 7/3 7/4 7/5 7/6 7/7 7/8 7/9 7/10 7/11 7/12 7/15 7/16 7/17
ウスキキヌガサタケ(黄)  2 1 1 4 1 0 0 6 0 2 2 2 3  1 3  0  1  2  0  4  2  1 1 0
キヌガサタケ(白) 7 6 3 2 4 4 6 4 2 4 1  3  2 1  0  1  0  1  3  3  0  0 0



ウスキキヌガサタケが多く開傘した「2021年」の時季に比べる 今年は、約1/5程度の開傘にとどまった



7月12日(火)雨・・・薄黄衣笠茸(黄)2本。衣笠茸(白)3本

昨日、今季ベストスリーに入る美形大形が姿を現してくれた。ひよっとしてと期待したが空振りだった。
こんな日はどこの山に行っても同じで、おまけに雨には祟られ蒸し風呂のような暑さとの闘いだった。

08:20 根上り木の少し上、谷側の倒木の上に開傘 (タマゴがあったとは!) 
07:50  登山口下の草原に綺麗な小形が 
07:10 ほとんど崩れている 07:12  夜中に開傘するのか?

7月11日(月)曇り・・・薄黄衣笠茸(黄)4本。衣笠茸(白)3本

昨日の日曜日、遠くから多くの人たちが訪れていたが、城山の薄黄衣笠茸は姿を見せてくれなかった。
山友仲間のご夫婦が、熊本からわざわざキヌガサタケを観に泊りがけで来ると言う話も伺っていたので、
気の毒に思ったが、こればっかりは仕方がない。せめて今日は姿を現して欲しいと願いながら出掛けた。
登山口に着くと、すぐ城山常連仲間の方から、今日は綺麗なのが姿を見せていると場所を教えてくれた。

08:30  山頂迄150m付近に始めて姿を見せた 08:35 既にレースは緩みイシガキ蝶が来ていた
07:25 ほぼ全開 08:10  三郎丸に現れた小形
タマゴガが割れ柄が伸び切る迄約40分、それからレースが開き切る迄約30分位だそうです 側溝に逆さに小形があった
06:56 キヌガサタケ-1 07:00 キヌガサタケ-2・3

7月10日()晴れ・・・薄黄衣笠茸(黄)なし。衣笠茸(白)1本。➾許斐山(キヌガサタケ7本)

梅雨季の城山衣笠茸徐々に終焉期に近づいているのか、発芽数が少なくなってきているように感じていた。
他の山でも同じ傾向だろうかと、近くの許斐山まで1週間振りに出掛けてみた。その日は1本しかなかった。
然し、きょうはなんと7本も見つけられ、遅い時間にも拘らず、まだ綺麗な姿のまま 2~3本残っていた。

 許斐山展望台から宗像四塚連峰
07:00  城山竹林の一本 09:18 許斐山-1
09:23  許斐山-2  09:26  許斐山-3 
09:26  許斐山-4 09:27  許斐山-5
09:28  許斐山-6 09:43  許斐山-7 (麻生重氏祠広場)

7月9日(土)夜中雨~はれ・・・薄黄衣笠茸:根上り2本。衣笠茸(白)なし

7日のタマゴはこんな姿を見せました 登山道側木の根っ子
根上り上の立派な中形は、開傘中に倒れたのか傘から柄が抜けて生長していた

7月8日(金)はれ・・・薄黄衣笠茸:根上り15m上登山道脇1本。衣笠茸(白)1本

07:02  もう破れ被れで倒れていた 07:35 根上りの木から約15m上に
08:07 拡張を邪魔されたようで弛んでいます 08:08  こんな見易い場所に

7月7日(木)はれ・・・ウスキキヌガサタケ(黄).キヌガサタケ(白)共に無かったのは始めて
(この日、NO.2ベンチの上にウスキキヌガサタケが1本出ていたそうです・・・8日朝聞いた)
このタマゴ開傘するだろうか?  登山道で見掛けた破れ傘のタマゴタケみたいだけど 

7月6日(水)くもり・・・薄黄衣笠茸:根上り近辺3本。衣笠茸(白)1本

久し振りに雨の降った城山は、湿度が高い分ムスムシ暑く、まとわりつく蚊が一気に増えてきたようです

樹の根っ子のなかにミニサイズ 07:50 根上りの木の根のなかの一本
根上りの木のすぐ上 谷側に、ミニサイズが2本開傘
薄黄衣笠茸かと近づいてみたら違っていた 最近はまともなキヌガサタケを見なくなった


7月5日(火)小雨・・・台風4号は長崎県佐世保市に上陸し、午前9時には温帯低気圧に変わった
薄黄衣笠茸:三郎丸1本。衣笠茸(白)2本


台風接近に伴う朝5時頃のTVニュースでは、長崎県佐世市付近に上陸した模様と報道されていた。
鉄道の運休や運転見合わせのテロップが流れていたが、やはり気になり雨対策を整え出掛けた。
流石登山者は少ない。乾いた山に久々の雨と台風というのに風はなし、蒸し風呂の様に暑かった。

07:02 既に形崩れしていた 07:11 夜中に開傘を終えたのだろうか
07:54  柄が兜を突き抜けている! 08:52  約1時間後も殆ど変化はない?
08:02  小屋の温度計は25℃を指していたが蒸し暑い 08:38 タマゴタケを見た後、山頂の光彩が綺麗だった
08:18  一夜でタマゴから成菌に一気になる感じ 08:27 5㎝と7㎝程のタマゴタケが2本残っていた  


7月4日(月)くもり・・・薄黄衣笠茸:車離合ヶ所1本+根上り2本。衣笠茸(白)3本
(昨日はじめて出現した場所に1本と根上りのなかのタマゴ2個が開傘。殆ど干乾びて開傘した)

昨日、車の離合スペース斜面に今日も姿見せた 07:58 既に兜はなくスカートも破れていた
7月2日、根上り下、3個のタマゴの1個が開傘 一日空けて、7月4日残りの2個が開傘


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