(3000m級の岩峰歩き)
双六小屋〜樅沢岳〜硫黄乗越〜千丈乗越〜西鎌尾根〜槍ケ岳〜大喰岳〜中岳〜南岳〜右俣谷〜新穂高温泉
《Part-2》
《7月26日》 双六小屋〜樅沢岳〜左俣乗越〜(西鎌尾根)〜千丈乗越〜槍ケ岳〜槍ケ岳山荘【泊】 《7月27日》 槍ケ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜南岳〜南岳新道〜槍平小屋〜白出沢出合〜新穂高温泉【泊】 《7月28日》 新穂高温泉〜(路線バス)〜高山市〜市内観光〜(高速バス)〜名古屋駅〜(新幹線)〜小倉駅 |
双六小屋06:00⇒樅沢岳06:40〜07:00⇒硫黄乗越07:50⇒左俣乗越08:45〜09:05⇒千丈乗越10:35〜10:45⇒槍ケ岳山荘12:20
最高の登山日和に恵まれた今回、日本アルプスの峰々全てが見渡せるほど素晴らい雲上山歩きの醍醐味を味わった。 道中は今が盛りの高山植物の咲き誇るお花畑が疲れを癒してくれ、心配していた山小屋寝床は布団一枚づつ与えられ。 昼から発生する湧雲は仕方ないとしても、夕立ちや雷の心配もなく安定した天候に恵まれ、何一つ不満な点はなかった。 山小屋の室外や朝方は流石に冷え込んで寒く行動はジャケットを羽織って出るが陽射しが強いので衣服調整に戸惑う。 双六小屋から槍ケ岳山荘まで1000m以上高度差のザレ道のアップダウンの繰り返しと、詰めのツヅラ道は結構辛かった。 然し、双六から槍ケ岳へ向かう西鎌尾根は、槍穂を目前に抜群の山岳展望と高山植物に恵まれた感動の連続もあった。 槍ケ岳山荘にザックを下ろし、ゆっくり昼食を済ませ。槍ケ岳は上り下り人の少なくなった頃を見計らって槍の穂先に立った。 |
双六小屋前で、ご来光を待つ | 樅沢岳上りから、丸っこい山容の双六岳を振り返る | ||
双六小屋を後にした登山者が、三俣蓮華岳、祖父岳、鷲羽岳、水晶岳など振り返りながらどんどん上がって来る | |||
樅沢岳まで上がると、雲海に浮かぶ笠ケ岳の奥に乗鞍や白山も見渡せ素晴らしい | |||
樅沢岳展望台から南側に槍穂高連峰、正面奥焼岳、乗鞍、西の飛騨側に抜戸岳から笠ケ岳へ延びる稜線 | |||
目前には日本の屋根、槍穂高連峰を眺めながら、道沿いの豊富な高山植物に癒され疲れは吹っ飛びます | |||
尾根筋は色とりどりの花が咲き競う尾根が段々岩稜となってくると、右、左と小岩峰の絡みながら登って行く | |||
程よい間隔に乗越があるので休憩をとるにはよい | 左俣乗越では、大休憩をとった | ||
気持ち良い稜線の大展望に期待を膨らませ進む | 千丈の乗越付近から見る、硫黄尾根と遠く下に千丈沢 | ||
西鎌尾根から仰ぎ見る槍ケ岳、右手は大喰岳 | 千丈乗越からは詰めの急登をもうひと登りだー | ||
槍の肩から振り返ると歩いて来た裏銀座縦走ルート | 槍ケ岳が覆いかぶさるほど近くなる | ||
目の前に槍ケ岳の肩が現れ槍ケ岳山荘に着く | 到着したころは、槍ケ岳の上り下りとも混んでいた | ||
槍ケ岳山荘前ベンチから、正面の常念岳から連なる蝶ケ岳。奥に富士山も見える。右は大喰岳から前穂高岳 | |||
宿泊手続き昼食を済ませ槍の穂先に登る | 岩場は乾いるので、見た目より動きやすい | ||
渋滞もなく、ホールド・スタンスをしっかり確保し、落石に注意を払いながら慎重に登下降する | |||
狭い槍ケ岳穂先には十人程の先客だけ (28年前に初めて先輩と穂先に立った時の感動が蘇った!) | |||
槍ケ岳山荘を見下ろす | 穂先から明日歩く大喰岳から連なる穂高連峰を望む | ||
ひときわ高く聳える槍ケ岳は、北アルプスの盟主といわれるだけあって何を添えても絵になります | |||