西鎌尾根〜槍ケ岳

新穂高温泉〜左俣谷〜小池新道〜鏡池〜双六岳〜西鎌尾根〜槍ケ岳〜大喰岳〜中岳〜南岳新道〜右俣谷〜新穂高温泉

2018年7月24日(火)〜28日(土)・・・・4泊5日

今年の夏季遠征登山は、メンバーから槍ケ岳はいろんな方向から上がっているけど西鎌尾根が繋がっていないとのこと。
もうひとつの理由は、1990年に表銀座から槍穂高を縦走した際に、親友の先輩が大感激した憧れの岩稜でもあった。
その先輩が2月に末期ガンで余命9ケ月の宣告を受けた。槍穂の見渡せる写真を見せたい思いもありこのコースに決定。
チケットは早めに購入したものゝ7月初めの豪雨でJR高山本線が土砂災害で運転取り止め、切符販売も停止となった。
予定日迄に復旧工事見通しが立たないためチケットキャンセル。名古屋〜高山間を高速バス利用に変更して実施した

《7月24日》 小倉駅⇒(新幹線)⇒名古屋駅〜名古屋駅⇒(高速バス)⇒高山⇒(路線バス)⇒新穂高温泉【泊】 
《7月25日》 新穂高温泉〜わさび平〜左俣谷〜小池新道〜鏡池〜弓折乗越〜花見平〜双六小屋【泊】
《7月26日》 双六小屋〜樅沢岳〜左俣乗越〜(西鎌尾根)〜千丈乗越〜槍ケ岳〜槍ケ岳山荘【泊】
《7月27日》 槍ケ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜南岳〜南岳新道〜槍平小屋〜白出沢出合〜新穂高温泉【泊】 
《7月28日》 新穂高温泉〜(路線バス)〜高山市〜市内観光〜(高速バス)〜名古屋駅〜(新幹線)〜小倉駅

《Part-1》

 《第一日目》 平成30年7月24日(火) はれ

小倉駅07:27発⇒(新幹線)⇒名古屋駅10:31着〜名鉄バス11:30⇒(高速バス)⇒高山BC14:15⇒(路線バス)⇒新穂高温泉16:08着

7月に入って甚大な被害をもたらした西日本豪雨のあと、9日には梅雨明けした。以降は雨の降らない厳しい猛暑日が続いていた。
出発前22日に2週間振りにやっと雨が降ったものゝ連日酷暑は続く。移動日は乗り物続き冷房のなかで久し振り涼しく過ごせた。
一方、出発を前に気になる台風12号の動きではあったが、下山日迄は何とか天候はよさそうなので天気予報を信じての出発でした。
はじめに悔しいことを書かなければならないの残念ですが、遠征登山は写真撮影が多いのでカメラ2台、山小屋では充電が難しい為、
予備バッテリー5個持って行った。下山日のそれも最後、槍平小屋で台風12号接近で入山禁止掲示板を写した迄は覚えていたがー
滝谷出合でカメラを落としたのに気付き、少し引き返したが、疲労困憊の足では探す気力も元気もなく諦めるほかなかった。
出し易いカカメラで適当に写していったのでデーターが繋がらない、データ-無い場所もあり、失敗から学ぶ反省点も多々ありました。

 《第二日目》 平成30年7月25日(水) はれ

新穂高登山口06:10→わさび平07:20→秩父沢9:00→シシウドケ原10:45→鏡池11:45〜12:30→弓折越14:00→花見平14:30〜14:40→双六小屋15:40着

新穂高温泉の飛騨側の登山口から左俣取り付き迄は歩きやすい林道歩きだが、その先は樹林帯の厳しい登りで、
風が通らないため、吹き出す玉のような汗を拭き拭き、約1000m喘ぎながら登ると期待の大きな鏡池に辿り着く。
ここは西穂高岳から槍ケ岳の山岳風景が間近かに見渡せ、湖面には逆サ槍・穂高の姿が映る名池で昼食とした。
その先、鏡平山荘で500円の冷たいカキ氷を頂く。弓折乗越から鏡平稜線まであとひと頑張りして雪田を横切ると、
今が盛りの高山植物が咲き競う花見平。美しさ種類の豊富さ、まさに天空の花園です。双六小屋までは稜線漫歩。

 
新穂高温泉の飛騨側の北アルプス玄関口  冷たい風が吹き出る風穴「お助け風」
 
 林道のここが荷揚げのヘリポートらしい  素早くホイストにモックを吊り下げていました
 冷たい水が豊富に出ている笠ケ岳新道:登山口  登山口から1時間10分の「わさび平小屋」で休
 
 09:55…イタドリケ原 シシウドケ原を過ぎると大きな鏡池に出る
 
 槍・穂高連峰を湖面に写してみごとです 近くに鏡平山荘がありカキ氷を食べて生き返りました
 
クリックで拡大…鏡池展望台から槍ケ岳〜穂高連峰(右側の西穂高には時々湧き雲がかかる) 
  樹林帯の登りから開放されると小広場の弓折乗越 雪田を横切るとお花畑が続きます
 
ハクサン イチゲやシナノキンバイなど咲くお花畑が続きます 
 花見平のお花畑・・・・クリックで拡大
山に来ないと感じられな喜び、迫力ある槍ケ岳を見ると体が震えます
   
 弓折稜線のお花畑から双六岳を望む  広大な砂礫地を進むと双六キャンプ場が見えてくる

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