南アルプス:聖岳〜光岳縦走

2013年7月15日()〜19日(金)

A南アルプス:聖平から光岳へ

2013年7月17日(水)〜19日(金)

三日目》 7月17日() くもり 

【聖平小屋(2300m)〜南岳(2702m)〜上河内岳(2803m)〜茶臼小屋(2450m)】

聖平小屋06:10出発→岩頭07:30→南岳08:40〜9:00→上河内岳の肩09:50〜10:10→上河内岳10:20〜10:45→
上河内岳の肩10:55→奇岩竹内門11:20→草原広場【昼食】11:55〜12:25→茶臼小屋分岐12:50→茶臼小屋13:05

きょうは歩行時間も短く、ゆっくり歩いてもたっぷりに余裕があり、遅い時間出発の予定であった。
南アルプスは宿泊が少ないうえに朝食は4時半からで、一回で終わるとみんな早立ちしてしまう。
朝食を終えると小屋番がシュラフを干しトイレ掃除など始めると居辛くなり仕方なく小屋を出発する。

   
 04:50には朝食を終え、みなさん出発の準備を始める  聖平小屋から聖岳と上河内岳方面への分岐
   
ほとんどの時間、つぎつぎ雲とガスがかかり聖岳方面の山並みを占拠してしまう
   
 ハイマツとシダが沢山生えて、南アルプス南部の奥深さを味わえる 
   
登山道脇や山肌は、イチゲ・イワカガミ・ヨツバシオガマなどなど数え切れにほどの高山植物の花園
   
   
 上河内岳の前衛峰(2702m)ピーク、またの名を南岳  南岳を下ると雪渓が残っていた
   
聖岳以南では最高の 展望を誇るといわれる上河内岳(2803m)だが、ご覧のように残念。方位盤と2等三角点が虚しい。
   
上河内岳からの下りは、なだらかな砂礫の稜線、その真ん中にポツンと独特の形状の奇岩が「竹内門」と呼ばれている 
   
とても2800m以下の稜線だとは思えない素晴らしい縦走路 (時折青空が覗くものの、その後はポツリポツリ雨が落ちた)
   
カッパ着用したが、雨に遭わず茶臼小屋分岐を目指す  砂礫道を上がり分岐から茶臼小屋・畑薙方面に10分下る
   
茶臼小屋一帯も、お花畑となっている(鹿の食害から高山植物を守るためネット保護されていた) 
   
 茶臼小屋上のお花畑(咲いた花は少なかった)  茶臼小屋から畑薙ダムを通って、新静岡のバス停へ


四日目》 7月18日() 雨と暴風 

【茶臼岳(2604m)〜仁田岳(2524m)〜易老岳(2354m)〜イザルガ岳(2540m)〜光岳(2591m)】

茶臼小屋05:30発→茶臼岳06:10→希望峰06:55→仁田岳07:15→希望峰07:35→易老岳09:15→三吉ガレ10:35→
静高平11:30→イザルガ岳12:00→光小屋12:45〜《休憩》〜13:25→光岳13:45→光石13:55〜14:20→光小屋14:50

茶臼小屋からは雨混じりの強風で雨具着用で出発しました。通過地点の茶臼岳は風が強くただピークを踏んだだけであった。
縦走路から外れる仁田岳は、小屋泊り先発隊は殆どパスしたようである。九州から来てパスは悔いが残るので上ることにした。
好展望の山頂と聞いているが、なるほど吹曝しの稜線は地面に張りつく高さのハイマツしかない。これが今日の様な暴風時は
災厄(最悪)である。何度かハイマツのなかに吹き飛ばせれ足をとられながら、やっと山頂に辿り着き、写真パチリで即退散した。

   
 強風の茶臼山頂は、巨岩が堆積し足場確保に苦労した  池は濁って、きれいな池とはいえない仁田池
   
 仁田岳取り付きの希望峰(何で希望なのか?)  強風で立っているのがやっとの仁田岳山頂
   
 樹林の中に殺風景な易老岳(2354m)。  ゴローの涸れ沢を約30分登ります
   
 茶臼小屋でキャンプしていた女性に出会う 水場と 広いお花畑のようだが、花は咲いていなかった
   
広々としたイザルガ岳山頂(変化の激しい山の天気・・・到着して3分後はこの青空) 
   
 芸術的な枝ぶりのシラビソ・ダケカンバが立ち並び見事です  イザルガ岳への登山口にあたるセンジガ原
   
 センジガ原の木道を抜けると光(テカリ)小屋  光小屋から東に10分下ると、豊富な水場がある
   
 ハイマツの南限といわれる光岳(2591m) 光岳すぐ横の 展望岩から見た光石
   
 光石テッペンに立つ  光石に張りついて咲く花「ミヤマムラサキ」と言うそうです


五日目》 7月19日() はれ 

【光小屋(2591m)〜易老岳(2354m)〜易老渡登山口(880m)〜(タクシー)〜平岡駅】

光小屋05:10発→靜高平05:25→三吉平06:20→易老岳07:00→平な広場08:35→面平09:05→易老渡10:15
易老渡登山口10:20発⇒《タクシー¥13,500円》⇒かぐらの湯11:20<入浴¥600円>11:55⇒JR平岡駅12:10着
JR平岡駅13:24発⇒(飯田線)⇒JR豊橋駅16:16着〜JR豊橋16:45発⇒(こだま663号)⇒JR名古屋駅17:14着
JR名古屋駅17:25発⇒(新幹線:のぞみ185号)⇒JR小倉駅20:40着

南アルプス:聖岳から光岳縦走最終日にして、やっと素晴らしい富士山の日の出をはじめて観ることが出来ました。

   
   
 光小屋から見る富士山のご来光ショー (もっともっと見ていたいけど予約タクシーの時間があり残念)
   
 青空に映える早朝の光小屋  センジガ原木道奥に光小屋が見えます
   
雰囲気のよい白樺樹林帯のアップダウンを繰り返し、易老岳分岐に進む。あとは急斜のジグザク道の下り一辺倒 
   
 樹林帯のなかに平な広場。絶好の休憩ポイント  檜・ブナの大木が多い面平
   
易老渡登山口(駐車場・雨宿り休憩所・水場あり)  道の駅にある「かぐらの湯」で汗を流す


@…聖岳・奥聖岳へ     トップへ       表紙へ

inserted by FC2 system