強烈寒波襲来の日の英彦山

2023年1月24日(火) 小雨~午後暴風雪

豊前坊(09:45)⇒溶岩の壁(11:08)⇒北岳の肩(11:27)⇒北岳広場(12:15)⇒北岳(12:30)⇒北岳の肩(12:50)⇒豊前坊(13:50)

24日~26日にかけて、10年に一度の強烈寒波襲来予報が全国にでて、最大級の警戒を呼び掛けらていた。
24日、午前中の気温は高く午後から急激に冬の嵐となる予報だったので、霧氷が見られるかもの想定が!
早朝行きしなは小雨がパラつき、別所駐車場に車は入ってなかったし、山も道路も雪の気配は全くなかった。
ところが、青年の家辺りから雨が雪に変わり道路は積雪。豊前坊駐車場は可成りの積雪で気温は-3℃。
8時50分に駐車場に到着したが車は一台もない。雪はこんこんと降り続くため、雪除けしながら防寒服着用
その間に気温は-4℃に下がった。暫く経って宮司さんが来て拝殿が開かれ、安全登山を祈願してスタート
スタートから足首から膝までの積雪をラッセルしながら夏道の倍以上の時間を要してやっと北の肩に辿り着く。
溶岩の壁迄は風は強くなかったが、北岳の肩は吹き上げる風が強烈で、天気予報から途中撤退も考えた。
ここからはルート判断が易しいのと、山頂に向うに連れ神が贈ってくれたとしか思えない青空が覗き始めた。
ところが、北岳広場に着いて間もなく、束の間の青空を契機に冬の嵐に急変し、気温も急激な低下を体感。
尾根筋は猛吹雪に急変。手や顔は凍てつく寒さ、目出し帽では吹き付ける粒雪で眼が痛くて開けられない。
即、下山にかかるが登りに付けたトレイルは吹雪で消され、雪に隠れた岩を踏んでズブズブ落ち込み転び
必死のラッセル地獄を体感して、何とか駐車場に着いたものゝ、車はタイヤハウスが埋まるほどの積雪量。
気温は-11℃と極寒。冬用タイヤは圧雪には強いが深雪に埋もれると、空回りして何の役にも立たない。
先ずは、車の脱出の雪掻き作業を行い。更に車の雪落とし,フロントガラスの解凍と,一時間以上かかった
緊張の連続で一刻も早く下界に降りるしかないで昼食抜き。然し、道路.や周辺景色は白銀の世界に豹変。
英彦山道を降りても一般道も積雪で、直方まではノロノロ運転の大渋滞、通常より1時間遅れて帰宅できた。

豊前坊は人も車もない(気温マイナス4℃)  「救世安民」石碑も結構雪に埋もれている 
少し青空が覗きはじめた「溶岩の壁」ツララ 53段ある木道階段は 上りも下りも横這いで
高住神社から600mの北の肩迄1時間40分かかった  吊り橋取付けロープは凍り雪に埋もれていた
定点スポットの苅又山感じが違う   強風をあまり受けない霧氷は綺麗
風のあたり具合で、霧氷のつきが随分違う 
 
 風下の凹部は吹き溜まりの雪壁が出来ていて、間違って踏み込むと腰まで埋まってしまう
強風でシュカブラが彼方此方出来ていた 
風下の霧氷の美しさに見惚れる  
 
 英彦山でアルペン的な景色がみられるとは!
北岳山頂直下定点 
 
山並から雪煙があがり何時もとちと違う景色
12:22 カメラを扱えたのは北岳山頂までだった  
12:25 突風が吹き始め急いで下山開始 12:27 この後、天候急変強風でブリザードとなる
宮司さんもはやく帰る準備していた ホルスタイン造の積雪は増えてないようだが
豊前坊に雪道ドライバーが一人来ていた 下山時の豊前坊はマイナス11℃冷凍庫なみ 
 
北の肩から再度ラッセール地獄に突入 ラッセルタイム(クリックで拡大) 

 大寒波の続いた1月28日(土)11時30 別所駐車場の様子

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