英彦山の新雪を踏む
(九州各地で観測史上最も遅い初雪)

【2020年2月18日 (火) 曇り〜はれ】

豊前坊09:20→溶岩の壁10:20→北岳11:10→中岳〈昼食〉12:00〜12:55→Wの滝13:20〜13:55→歩荷道15:00→豊前坊16:05 

2月6日に1909年以来雪の降らなかった記録を111年振りに塗り替えたとのこと!今年は降らないのではと危惧していた。
そこは自然がうまく帳尻合わせをするのか、17日夜から18日朝にかけて九州各地で初雪が観測されたと報道された。
17日、この冬一番の寒気が流込んで九州各地の24時間に降る雪の量が、山地で15cm、平地で5cmと予報がでていた。
20日以降は、また気温が上がり、平年よりも暖かい日が続くという。
この冬、新雪を踏んで歩けるのは、この日が最初で最後のチャンスになるかも知れないと思うと、なぜか落ち着かない。
天気は気にせず用事は後回しにしてでも新雪を踏みたいの思いが強くなり、英彦山でも積雪量の多い豊前坊へ向かった。
通い道積雪はあったが、県道R-451線津野地区に入ると段々多くなり豊前坊上り18番カーブでチエーン着けざる得なかった。
R-500線豊前坊線はチエーン規制が出ていたので豊前坊駐車場は空っぽ。思い通り高住神社から北岳はノートレース。
新雪15cm程度の積雪で、ツボアシでも十分歩けそうで感触を楽しみたかったが 安全のためアイゼンをは装着した。
樹氷と雪化粧の英彦山は見事なんだが、厚い雲が次々襲って青空は望めそうにないので、取敢えず中岳へ向かった。
常連のTさんや豊津の信ちゃんの情報を元にWの滝巡りをしている終盤頃青空が覗き始めたが、十分納得の一日だった。

   
豊前坊駐車場一帯の積雪は10cm程度で、気温−6℃を指していた…車は空っぽ 
   
 高住神社の貯水槽も氷柱が下がっていた  溶岩の壁には長ーい氷柱
   
 木道階段は雪の影響はなし  崩落地の架け橋は枝雪を被って底板が凍って危険
   
 北岳間近登山道の積雪様子  濃いガスに覆われた 北岳
   
北岳樹氷帯  大岩表面も珍しい雪の結晶が出来ていた 
   
稜線に上がると やっぱり風が冷たい 
   
英彦山 中岳(1188m)  中岳休憩所(気温−4℃)
   
 視界がないので南岳はパスして参道を下る  豊津の信ちゃん・俊ちゃんが上がってきてます
 
 信ちゃんから「行者の滝」の氷柱状況を聞いたので、「Wの滝」へ向かうことにした
   
 「W-1の滝」の氷柱写真は休憩所で、常連のTさんに見せてもらっていた
   
 「W-1の滝」までは、Tさんのトレースがあったが、更に「W-3の滝」の氷柱まで足を延ばしてみた
   
今年もなんとか新雪を踏め、雪被りの滝氷柱、素晴らしい雪景色を観られたことに深く感謝しました 
 
 英彦山で アルパインスタイルの景色が観られるのも雪のお蔭です
   
欲を言ったら切がない…予報通り午後3時頃から青空が見えはじめた 
   
 温暖化で、氷柱や雪景色を見られるのも少なくなるのではないかと…
   
 自然と山の神に感謝と満足の一日だった  クリックで拡大します

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