白峰三山縦走
北岳(3193m)〜中白根山(3055m)〜間ノ岳(3190m)〜西農鳥岳(3051m)〜農鳥岳(3026m)

2017年7月22日(土)〜26日(水)・・・・4泊5日(山小屋3泊)

今夏は、南アルプスで北岳を盟主とする3000m級の峰々が聳える白峰三山を縦走することにした。
雲海に浮かぶ富士山や百花繚乱のお花畑、稜線から見る豪快な山塊の絶景が魅力なのだが!
広河原から入山し、北岳、間ノ岳、農鳥岳を3日間で歩破して、奈良田第一発電所へ下ることに。

一日目》 小倉駅〜(新幹線)〜名古屋駅〜(しなの7号)〜塩尻駅〜(あずさ16号)〜甲府駅〜広河原山荘【泊】 
《二日目》 広河原山荘〜白根御池小屋〜草スベリ〜小太郎尾根分岐〜北岳肩の小屋〜北岳〜北岳山荘【泊】
《三日目》 北岳山荘〜中白根山間ノ岳〜農鳥小屋〜西農鳥岳農鳥岳〜大門沢下降点〜大門沢小屋【泊】 
《四日目》 大門沢小屋〜峠〜大岩〜大門沢登山口〜奈良田第一発電所〜広河原〜芦安〜甲府市内【泊】
《五日目》 甲府市内観光〜甲府駅〜(あずさ15号)〜塩尻駅〜(しなの16号)〜名古屋駅〜(新幹線)〜小倉駅
   
関東甲信地方は九州北部より早く19日に梅雨明けした。梅雨明け10日というから天気は良い方に向うこと間違いなしと見込んだ?
更に、南アルプスで最も人気のあるコースで小屋混雑が予想される為、登山届は先にホームページから山梨県警本部へ提出した。
山小屋予約時にキタタケソウも探せばまだ見られそうな話しだったので、登山バスが夏休み運行に入ったらすぐ出掛けることにした。
広河原を訪れるのは25年振りのようだ!古い橋や国民宿舎は消え、すっかり変わり果てた広河原に面影なし。浦島太郎心境だった。

《一日目》 平成29年7月22日(土) はれ〜広河原夕刻から雨

《Part−1》


【福岡県小倉駅〜甲府駅〜広河原山荘】
小倉駅06:25発⇒(新幹線)⇒名古屋駅09:31着〜名古屋駅10:00発⇒(しなの)⇒塩尻駅11:53着〜
塩尻駅12:08発⇒(あずさ)⇒甲府駅13:11着〜甲府駅14:05発⇒(山梨交通バス)⇒広河原15:58着

 JR在来線は5時半始発で、小倉駅は一番の新幹線で出発  JR列車を乗り継ぎ、甲府駅に13時10分到着
 
 広河原行きは、南口@番バス停  甲府駅14時05分の広河原行き最終便に乗車
 登山乗客は14名で、ゆっくり空いていた  16時広河原インフォメーションセンターに到着
 広河原山荘は左の小屋前ゲートを抜けて10分ほど歩く  山荘手前の頑強な吊橋を渡る
 16時10分広河原山荘到着(雨がぱらつき始めた)  宿泊者は少なくゆったり休めた

 《二日目》 平成29年7月23日() 曇り〜稜線は小雨混じりの荒天候

【広河原山荘〜白根御池小屋〜小太郎尾根分岐〜北岳肩の小屋〜北岳〜北岳山荘】
広河原山荘05:20→白根御池小屋08:02〜08:20→右俣コース分岐10:43→雨具着用11:05→小太郎尾根分岐11:30→肩の北稜線11:50
→北岳肩の小屋12:10〜13:05→両俣分岐13:25→北岳13:55〜14:15→吊尾根分岐14:35→八本歯のコル分岐15:00→北岳山荘15:20
「記載時間は、途中休憩を含む」

福岡地方は梅雨明け前から晴天猛暑が続き、梅雨明け後の天気晴朗を予見して出掛けたが、やはり北岳の天気は違った。
3000m稜線に上がると小雨混じりの台風並みの強風が吹き荒れ、素手では手が痛くてレイングローブを着けて歩きました。
南アルプスの午後からはガスや夕立、雷の発生が多く、風も強いと言われる。期待のキタタケ草探しはこの日は早々諦めた。
登山道脇には、高山植物が今を盛りに咲き競っているものの、荒天で見るのもやっとで写真に収めることは出来なかった。

 
 広河原山荘を出て大樺沢と白根小屋と分れ 先ずは、白根御池小屋まで急登の樹林帯が続く
綺麗な白根御池小屋で寛ぐ多くの登山者 防寒服装で降りてくる登山者が多く、不吉な予感がする
 
 シラビソからダテカンバ樹林に変わるころ鳳凰三山が ガスが包まれ始めた、 植生保護柵で囲まれたお花畑
 
 小太郎尾根分岐に上がる前に雨具を着用する  小太郎尾根分岐に上がると急に風が強くなり、寒い!
濃霧と強風で、登山道脇のお花畑はただ眺めるだけで通過  強風で、いまにも吹き飛ばされそうな幕営テント
肩の小屋に着いたころ少し視界が開け北岳も見えた  少しガスのとれた北岳肩の小屋前広場から鳳凰三山 
肩の小屋下のテンバは嘘のように穏やかだ? 北岳肩の小屋で、撤退する人、停滞する人が多いようだった 
ザレ場をひと登りすると、そこは又お花畑だった  シナノキンバイやハクサンイチゲなど群れ咲いているが 
 
視界ゼロの「北岳」…山頂には誰もいなかった 気圧の急な変化に高度計測がついていかない? 
日本第二の高峰は、ただ登ってキタダケ(北岳)だった さらに、風が強くなってきたので急いで小屋を目指す 
もの凄い風だったが、北岳山荘が見えホットした瞬間  この大部屋に宿泊者は9名だけだった(小屋気温9℃) 

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