英彦山北谷沢
(北谷三の沢〜中岳〜北岳)

【2017年1月14日 (土) 曇り〜小雪】

野営場09:05⇒スキー場09:15⇒三の沢取り付き09:33⇒支尾根11:15⇒北西尾根11:58⇒中岳〈昼食〉12:10〜12:50
 ⇒怪我人救助13:05〜13:40⇒北岳14:00⇒北岳の肩14:20⇒高住神社15:00〜15:10⇒スキー場15:35⇒野営場15:50
 

年末から続いていたポカポカ陽気も成人の日を境に、北九州にもこの冬一番の寒波が日本列島を襲来するとのこと。
14日夕方英彦山は降雪しているとのことであったが、パラッと降っただけなのか別所駐車場まで雪は殆んどなかった。
雪山英彦山を期待したが積雪が少ないのため、北谷三の沢(公のものではありません、あくまで私的な名称です)
この沢を詰めてみることにした。この沢は、H25年1月13日に一度下っているが、崩壊や倒木で様相は一変していた。
記憶に残る岩を抱く樹木や大岩を目印に支尾根を目指して沢沿いを上がるのだが、急斜面は苔むすゴーロと落ち葉。
その上に5cm程度の雪が被り沢筋は読図通りとても歩けない。歩けそうな方向を探し浮き石や落し穴のないことを
ストックでしっかり確め、更にキック.ステップでスタンスを決め、右壁を約2時間半掛り何とか北西尾根に辿り着いた。
寒風吹きすさび凍てつく寒さの休憩所(ー10℃)は満員だったが席を譲ってもらい暖かいランチが摂れ少しホットする。
下山は北岳経由としたが中岳近くの岩場下りで若者グループの滑落負傷者に遭遇、休憩所まで連れ戻して救助。
若者の怪我の様子も気になったが、手持ちのレスキュードーズなどを与え、仲間に参道下山を勧めその場は去った。
予想外のアクシデント展開に北岳廻りにしたが、お蔭で北岳山頂付近では生まれたての樹氷に出会うことが出来た。


13日夕方から雪が降ったらしいけど、パラッと降っただけで風に吹き飛ばされたのか雪のない別所駐車場と集落 
 鷹巣原スキー場に茅葺カマクラ?  三ノ沢取り付きの目印にしている杉林の巨岩
高度を上げるに連れ雪がだんだん多くなっていく 
 
 足元が覚束ないけど顔を向けると遠景が覗けるようになる  枝や根っ子は雪枯れが多く四足歩行でもヤバかった
 
シャクナゲなど灌木は手掛りになるが掴むたびに枝雪を被り、直登はザイルを使いホフクの厳しさだった
灌木帯を抜けると支尾根に出て、しばらく緩やかな稜線歩きとなり北西尾根を目指すした
 支尾根では似たようなブナの大木を何本も見掛けた  クマササ帯を上がると北西尾根はもうすぐだ
 やっと北西尾根登山路に出た  寒風吹きすさぶ中岳休憩所は氷点下10℃だった
 中岳休憩所を出たとき一瞬青空が覗いた
 事故かな!?…人が倒れたままうずくまっている  岩から滑落骨折?足が動かせたので休憩所まで救助
北岳付近では強風のなか小雪が舞い生まれたての樹氷が見られた 
 
 北岳で、アメリカから来たというクライマーと出会った。
 
青空が欲しい〜、北岳定点撮影スポット 
 木道上の北岳肩には青空が覗く  薄雪化粧の苅又山
 
別所駐車場とは大違い豊前坊の積雪様子(−4℃) 九州 自然歩道横の杉林に10数頭の鹿の群れが!
 


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