南八ケ岳縦走

硫黄岳(2742m)〜横岳(2829m)〜赤岳(2899m〜阿弥陀岳(2805m)〜権現岳(2715m)

《2日目》 平成25年10月19日() 小雨後みぞれ、午後はれ

《10月19日》 赤岳鉱泉硫黄岳〜硫黄岳山荘〜横岳/奥の院〜三叉峰〜赤岳天望荘〜赤岳頂上山荘
        赤岳頂上山荘〜中岳〜中岳のコル〜阿弥陀岳〜中岳のコル〜中岳〜赤岳頂上山荘【泊】

赤岳鉱泉06:50→赤岳の頭08:25→硫黄岳09:00→硫黄岳山荘09:25〜09:40→横岳10:35→三叉峰11:00→
赤岳天望荘【昼食】11:45〜12:15→赤岳頂上山荘【手続き】12:50〜13:20→中岳14:00→中岳のコル14:15→
阿弥陀岳14:40〜15:00→中岳のコル15:20→中岳15:30→文三郎道分岐15:50→赤岳16:30→頂上山荘16:35

朝方、赤岳鉱泉から外をみると横岳山頂は冠雪し、小雨が降っていて、雨具を着けて宿を出発。玄関前を上がるとシラビソの樹林帯に入る。
感じのよいシラビソ森林と一面苔むした倒木を眺めながら、ジグザグ道を登ると針葉樹林がダケカンバに変わりハイマツが現れると赤岩の頭。
この付近から薄雪がつき、ザレた岩屑道を登ると岩峰と広い硫黄岳山頂に着く。視界さえ利けば、見通しの良い、全く問題のない場所である。
硫黄岳山頂に着いた頃から、次第に視界がよくなり、目前に迫る赤岳や雲海に浮かぶアルプスの峰々が見え始めて感動の声が湧きあがる。
シーズンには高山植物の咲き競う自生地保護ロープ沿って登ると横岳の難所にかかる。ルンゼ岩稜を確実に三点確保して慎重に越え横岳に。
岩屑の急坂をジグザグ上ると赤岳頂上山荘のある北峰。宿泊手続きを済ませ阿弥陀岳へ向かう。頂上で展望を満喫して南峰から急な岩場を
鎖伝いに中岳のコルに急降下し、登り返し直登を四足駆動で上がると、やっと阿弥陀岳頂上。山頂からの360度の展望は筆舌に尽くしがたい。
寒いなか赤岳頂上で、中央アルプスの奥に沈む夕陽を待ったが、雲に阻まれ見ることは出来なかった。ちなみに今朝の最低気温−7℃だった。

午後から次第に視界に恵まれた。阿弥陀岳頂上からのパノラマ展望は時を忘れるほどの美しさでした
 小雨降るなか 、赤岳鉱泉玄関を出発する  赤岳鉱泉玄関前から眺めると横岳山頂が初冠雪
 赤岳鉱泉玄関前から一段上がると、シラビソの樹林帯に入る 
 登山道すぐ近くの樹林帯で臆することなく同行してくる「ニホンカモシカ」。国の特別天然記念物指定
 ハイマツに変わり展望が開けると「赤岩の頭」  赤岩の頭から薄化粧の雪を踏み硫黄岳へ向かう
尖った岩峰の基部の右側を巻くと間もなく硫黄岳山頂に着く 。ガスで視界はない
この基部が凍結し猛吹雪で、この夏道は通れなかった   この小屋の雪を掻き出し、ビバークの予定であった
 広い硫黄岳は、天気がよければ眺めがいい 佐久側には、大きな爆裂火口がある
 硫黄岳からガレ道を硫黄岳山荘へ向かう  山荘の鞍部は、キバナシャクナゲの群生地
大ダルミと呼ばれる花は国の天然記念物指定  これから横岳へ、岩くずの道を進む
コマクサ自生地には防獣ネットが張られ、 ロープに沿って砂礫を過ぎると、横岳の難所が待ち構えている 
 尾根を境に湧き雲で、佐久側と諏訪側に分かれる  天候がよくなり、視界が段々よくなってきた
 横岳頂上までの要所には鎖が取り付けているが、三点確保して慎重に進む
 笠雲はかかっていたが、美しい富士山が初めて姿をみせてくれた
 
ルンゼの岩峰を、佐久側と諏訪側を何度か行き来きすると横岳主峰/奥の院に到着する 
 赤岳と地蔵尾根の分岐に鎮座する「地蔵の頭」  地蔵の頭を過ぎると間もなく赤岳天望荘
 赤岳天望荘を後に、急斜面のザレ場を上がる  赤岳頂上山荘まで、キツイ登りが続く
 赤岳山頂はふたつ峰からなり北峰は赤岳頂上山荘  赤岳南峰には赤岳神社の祠が祀られ1等三角点
 竜頭峰分岐から中岳への岩塊の急斜面を急降下  赤岳南峰の西ザレ急斜面から見る、中岳と阿弥陀岳
赤岳南峰から中岳のコルから、権現岳・編笠岳の後に富士山と南アルプスが綺麗に見渡せた 
 
  赤岳南峰と阿弥陀岳の中間点の中岳  赤岳と阿弥陀岳・文三郎尾根を結ぶ分岐
 クサリや梯子に助けられ登ると阿弥陀岳山頂  八ケ岳を背景に阿弥陀岳山頂で記念撮影
 阿弥陀岳から、富士山から南アルプス・中央アルプス・北アルプスなどが望め一瞬疲れを忘れる
広々とした、阿弥陀岳頂上には石仏や石碑がある 


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