後立山連峰縦走

猿倉〜八方尾根〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ケ岳〜扇沢

2013年8月22日(水)〜27日(火) 5泊6日
《後編》.

《8月26日》 キレット小屋〜八峰キレット〜鹿島槍〜布引山〜冷池山荘〜爺ケ岳〜種池山荘【泊】
《8月27日》 種池山荘〜柏原新道登山口⇒(タクシー)⇒大町温泉(入浴)⇒〈タクシー〉⇒信濃大町
        信濃大町駅⇒(あずさ)⇒松本駅⇒(しなの)⇒名古屋駅⇒(新幹線:のぞみ)⇒小倉駅

 《第五日目》 平成25年8月26日(月) はれ

痩せ尾根岩稜八峰キレット〜双耳峰の鹿島槍ケ岳を通過

【キレット小屋〜八峰キレット(2518m)〜鹿島槍北岳(2842m)〜鹿島槍ケ岳(2890m)〜爺ケ岳(2670m)〜種池山荘】

キレット小屋05:40発→八峰キレット06:00→吊り尾根07:30→鹿島槍北峰07:50→鹿島槍【軽食】08:50〜09:25
→布引岳10:10→冷池山荘11:10〜11:25→冷乗越11:40→爺ケ岳【追食】13:10〜13:30→種池山荘14:05【泊】

初日の豪雨に出端を挫かれ、計画は天候睨みで、殆ど場当たり的に組換えなければならない状況でした。
予約小屋の冷池山荘泊を取り消し、同系列の種池山荘に変更を頼んだが、中学生が150名で満杯だという。
五竜から岩場・鎖場・梯子のキツイ登下降が続き、種池山荘までと頑張って来ただけにガックリ。仕方がない。
更に3時間かけ扇沢迄下ることを覚悟し先を急いだ。途中交差した引率の先生に尋ねると96名参加だという。
パット明りが点った。種池山荘につき宿泊を申し込むとOKでした。更に個室まで与えてくれ感謝・感激でした。
「捨てる神あれば拾う神ありで」目的の八峰キレットや鹿島槍ケ岳は天候に恵まれスリルと展望を満喫しました

 キレット小屋、出発前の展望を楽しみながらストレッチです  小屋を出て、すぐ南側のこんな足場の岩山を登る
 
勿論声を掛け合わないと、とてもすれ違えるところではありません
 
 吃驚!よくこんな狭い場所に 八峰キレットの核心部 (高度感も景色も最高です) 
 
 鹿島槍ケ岳北峰までは、岩場の直登が続きます(天気も景色も最高です)
 
 稜線に立ち、立山・剱を眺めてブロッケンならぬ影絵遊び  遠見尾根の奥には、雲海と乙妻山、戸隠山、飯綱山か?
   
 鹿島槍北岳分岐点(ここにザックをデポして往復します)  鹿島槍北岳山頂から白馬岳方面の稜線
 
 鹿島槍北岳から南側の爺ケ岳、針の木・蓮華の縦走路  鹿島槍北岳山頂から五竜岳や白馬三山が一望
 
 雪渓越に見る後立山縦走路。奥には槍・穂高も望めました  吊り尾根から鹿島槍南岳(鹿島槍)を目指します
稜線から、長野大町方面を見渡すと遠く富士山の山容も見えます 
 
岩山連続の悪路でキツイけど、青空のもと所々に力強くい咲いている花々に 元気をもらいました
 
 天気は最高なのに、鹿島槍南岳まで、まだ歩くのかと思うと否定的な気持になります
 
 鹿島槍南岳(鹿島槍)から黒部湖越しに立山、剱連峰  鹿島槍から爺ケ岳から南アルプス裏銀座に通じる稜線
 
 鹿島槍から嬉しくなるような緩やかなザレ石を踏んで下ります(これまでと違って、なんか余裕を感じます) 
   
雲のかかり始めた布引山手前のお花畑は、ミヤマトリカブト、ハクサンフウロ、ミヤマトウキなどが残っていました 
 
 鹿島槍ケ岳をバックに  布引山から見る、立山・剱
   
携帯で連絡が取れず、予約取り消し冷池山荘に立ち寄る。同系の種池山荘に変更を申し込んだが定員一杯と断らた
 
 赤岩尾根分岐の冷乗越  視界が悪くなった爺ケ岳麓で、中学生集団と交差すろ
 視界不良で、爺ケ岳は南峰だけ登る  ガスのなか種池山荘が見えてきました
 
扇沢迄下山予定だったが、宿泊OKとのこと助かりました  小屋に入ると、すごいザックの数が並んでいた



 《第六日目》 平成25年8月27日(火)

種池山荘〜大町温泉で入浴・乾杯

【種池山荘〜柏原新道登山口〜大町温泉〜信濃大町〜松本〜名古屋〜小倉

種池山荘06:30→柏原新道登山口09:40⇒(タクシー)⇒大町温泉10:00(入浴&食事)⇒(タクシー)⇒信濃大町13:40
信濃大町駅15:05⇒(あずさ)⇒松本駅 15:43〜松本駅15:53⇒(しなの)⇒18:05着〜名古屋駅18:32発⇒小倉21:42着。

初日に、記録的な大雨の不運に遭い、白馬三山は断念せざるを得なかった。他「宿泊&指定列車以外の乗車は不可」
のパックのため、日程も合わせなければならない制約の中。先々の天候次第では、山小屋の手配、行程の組換えなど
不安が付きまとった。唐松岳へ転進を決めてからは、幸運に恵まれ「終わりよければ全て良しの」結果に大満足でした。

 ゆっくり寛いだ「種池山荘」とお別れです 花の 時季を終えた、山荘周辺のお花畑
 よく整備された登山道にも、こんな注意が  猛暑に豪雨にも関わらず、谷にはまだ雪が残っています
 針の木雪渓や蓮華岳  種池山荘から針の木、蓮華岳の縦走路
 柏原新道のケルン(冬道登山道の分岐点)  扇沢バスターミナルが見えてきました
 
大勢の登山者に混ざり中学生団体が次々登ってきます(教育されてるのでしょう、気の毒なほどよく路を空けてくれます) 
無事に柏原新道登山口に到着しました  タクシーで大町温泉「薬師の湯」まで直行(¥3,700円)
   
 「薬師の湯」では、登山者のザック置き場も設けています  先ずは風呂が一番です(いろんな種類がある)¥600円
 登山後のNPOアンケート調査、みんな「大満足」にホーッ  予約タクシーで信濃大町駅まで。¥2,600円
 信濃大町市街を暫く散策  信濃大町駅(特急:あずさ待ち)
 松本駅で(特急:しなの)に乗り換え  名古屋駅で指定列車(のぞみ51号)定刻乗車

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