籠水峠〜鹿の角

(英彦山のバリエションルートを歩く)

2013年2月24日() 快晴

【コース】  鬼杉登山口09:15⇒鬼杉09:30⇒籠水峠10:20〜10:45⇒岩壁上部11:05〜11:20⇒鹿の角11:25⇒鬼の舌12:05
       ⇒南岳迂回路11:25⇒南岳12:35⇒中岳「昼食」13:00〜13:40⇒材木岩14:35⇒鬼杉15:00⇒鬼杉登山口15:20

MORIさんと雪の英彦山深部を歩こうと、24日は鹿の角を登攀予定であった。ところが家庭の事情でMORIさんが行けなくなった。
それなら他の山でもと思い英彦山別所駐車場まで行ったものの、やっぱり気持は裏英彦山道の、あの籠水峠下から見上げると
巨大な岩壁が聳え立つている迫力に惹き付けられ、一度はあの岩上に立ちたいとの願いから引き返し鬼杉から入ることにした。
その1071mピーク南面の大岩壁は登攀できると、MORIさんから情報はいろいろ仕入れていたので、険しい直登を覚悟して上がった。
聞きしに勝る急登で,目印は少なく、踏み跡薄く、ガレ場の枯れ沢、スズタケ潜りと変化の激しいルートに悪戦苦闘、気合が入った。
特に、聳え立つ南面岩壁の突き出た絶壁はリッペとなっていて、好展望の痩せ尾根は天空の絶景だが脚のすくむスリルは究極です。

   
 スタート地点の鬼杉登山口  朝日をうける鬼杉
   
 これから目指す青空の籠水峠 (峠を挟んで風のあたらない薬師峠側は、ゆうに体感温度10℃以上の暖かさを感じる) 
   
 春の足音(オオキツネノカミソリ)  雪面の籠水峠から南方を望む
   
 これから目指す巨大な岩峰(灌木と岩壁の境には氷柱が)  冬枯れで空けた枝とまっさおな空、明るい気分です
   
 鹿の角、南壁面の断崖絶壁の痩せ尾根  下を覗くと、背筋がゾクゾク脚がすくみます
   
 天空から見下ろす絶景は格別です  北西斜面に雪の残る山並み
   
 スノーリッジ?は緊張しながら慎重に進む  両岸切れ落ちた痩せ岩尾根を渡る
   
なだらかな位置にある、 鹿の角(1071mピーク)  滑らないようにキックステップをきかせて下る
   
 左がこれから目指す南岳(1200m)右は北岳  急勾配に気をとられていたが、ふと振り向くと好展望
   
 やぶこぎの始まる急斜面に「鬼の舌」と小さな表示板  霜融けで湿って滑り易かった
   
 支点になるような物は、なんでも掴んで這い上がる
   
 終盤は踏み跡はしっかりできていて、南岳迂回路に出る  迂回路を横切って南岳小屋下に出る
   
 南岳周辺の自然林。南岳北側の一般登山道は雪が踏み固められ最も滑り易かった 
   
澄み切ったまっさおな青空続きで、いつもの建物が違った風景に見えました 
   
澄み切った青空に視界もよく、一日中きれいな展望が楽しめました 
   
 青空があるとのどかに感じるクサリ場  冬枯れ枝で明るい雰囲気の材木石
   
材木岩下から空を見上げ、いちにちじゅう晴天に感謝  南岳・籠水峠分岐に到着


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