英彦山:二の沢

(北西尾根西谷沢を歩く第二弾)


2013年1月27日() くもり後雪


(コース)  青年の家バス停09:20⇒《二の沢》⇒北西尾根出合10:40⇒中岳休憩所〈昼食〉11:20〜12:00⇒南岳12:10
        ⇒四王寺滝12:50〜13:00⇒行者堂13:25〜13:45⇒野鳥観察路出合14:00⇒英彦山ホテルバス停14:50
    
英彦山系のバリエーションルートを歩きませんかと、先週に引き続きMORIさんから誘いを受けた。
奥深い英彦山の未踏地を積雪期に単独で飛び込むのは難しいので、喜んで参加させてもらうことにした。
英彦山青年の家裏から取り付き、谷をつめ北西尾根道を経由して英彦山中岳を目指すというものである。
先週、四の沢を詰め上げ、三の沢を下った感じから、二の沢を地図で見比べると更に厳しいように思えた。
然し、無雪期に歩いた経験のあるMORIさんご夫婦の記憶頼りではあったが、殆ど変わらないペースで上れた。
実際歩いた感じは、初見の白き山懐への期待感と、今日もまた新雪に一歩ずつ足跡を標せる楽しさで疲れはなかった。
当然他の登山者が入って来るルートではない。雪に覆われ凛と静まりかえり、鈴なりの樹氷の花は思わぬプレゼントです。
今回もできる限り英彦山のマイナルートを歩きたい設定から、南岳直下から四王寺滝へ下る。滝の氷結は「雨氷」状態。
23日に訪れた人から氷柱は全くなかったと聞いていたが、本日は昨日からの冷え込みで成長した氷柱でまずまずでした。
滝に到着後どう行動するかだったので、あえて自分の要望を取り入れてもらい、行者堂ルートへ登り返すこととなった。
これが結構な急登で灌木の隙間には崖やゴロ石、スズタケ潜りなど変化に富んだ難路を小雪舞い散る中、喘ぎながら辿る。
行者堂に着く頃は本格的な降雪となり、防雪体制を整え裏参道を下山した。今回も実に楽しく、充実した一日を過ごせました。
   
 英彦山青年の家前の国道500号、別所豊前坊道路   英彦山青年の家裏の杉埴樹林帯から入った
   
 勿論トレスは全くないので目印となる、杉樹林帯の中の大岩と 炭焼き窯の跡
   
豪雨災害により崩壊した岩や倒木なども多く、荒れた急坂を安全を確かめ掻い潜りながら進む 
   
二の沢の小滝の氷結は見られなかったが 、たか巻して進む
   
小滝を過ぎると、地図で想像したより遥かにプラトーな道であった 
   
目印となる大岩・奇岩が現れ始めると間もなく北西尾根に出るとのこと
   
 ルート確認  あとひと踏ん張りダーぁ
   
 北西尾根の目標が見えると足も軽ろやかです
   
 北西尾根出合いに到達   北西尾根ハシゴ場
   
 晴れてないのが残念だが樹氷と雪原が綺麗でした
   
英彦山中岳休憩所まえ広場の雪景色 
   
南岳側の樹氷はよくついていました 
   
 お気に入りのベストロケーション  南岳山頂
   
 南岳直下から四王寺の滝を目指して直坂を下る 
   
滝上に、 ことしはロープが設置されていた  崖縁を巻きながら滝を目指す
   
 崖の下りに見た滝の様子  ここ2日間で成長したのだろう「雨氷状」の氷結
   
 四王寺滝見物後は産霊ルートを登り返すことに(ニュールートは結構厳しい難路でした)
   
   
目印となりそうな大木の倒木、左右に大岩が見えたら支尾根は間近でした 
   
広々とした稜線に出ると展望もよさそうだが、生憎の降雪と風で残念ながら視界はない 
   
雪が本降りとなり、行者堂で防雪体制を整え、英彦山裏参道を下山する。 
   
 三ケ月池の浮雪  帰りには道路の雪は一段と多くなっていた


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