英彦山バリエーションルート探索

2011年1月27日(木) 晴れ

別所駐車場09:20 ⇒奉幣殿09:40⇒取りつき点10:15⇒大岩11:10⇒?名沢下りる12:20⇒
滝源頭部で断念引き返す14:00⇒取り付き点15:20⇒奉幣殿16:10⇒別所駐車場16:30
英彦山へ頻繁に通い、通暁したMORIさんから「英彦山深部のバリエーションルート山行」の誘いを受けた。
このルートは以前、一度無雪期にMORIさんの案内と豊津の信ちゃんのGPSで無名滝などを廻ったことがある。
今回、山友が誘いを受けていること。今年の英彦山は大雪で様変わりしており、実際のルートはどんな状況なのか
果してどこまで行けるのか?  天気がよいので引き返す時間を十分考慮しながら、ルート探索に一人で出掛けた。
ここは元々登山道はなく、取り付きからいきなり厳しい急登に大岩や倒木が進路を遮るように立ちはだかる難路。
道標はなく、取り付から歩いた時の記憶を頼りに、目標を目指し右往左往したいのだが、岩や倒木は雪に覆われ、
トレスか獣足跡かわからないのがところどころにあるが、辿ると先でぽっんと消えたりするので信用はできない。
最初滝を目指したのだが、「幻の滝」と言われるくらいで地図では特定できづ、どうも滝の上を歩いているようである。
かといってこの雪斜面を掻き分け引き返す勇気と気力はなし断念。支尾根からトラバースは雪に押し潰された灌木帯を
まるで自衛隊の野外訓練なみに跨いだり、這ったり、雪まみれになり歩を進めるのだが思うほど進むことはできない。
きつい斜面の一歩一歩は慎重に雪の深さを探りながら歩を進める。ときにはいきなりスポット腰まで雪に埋まることもある。
やっと目当の沢らしき所へ辿りつき、滝源頭部を目指し半歩一歩と奮闘を繰り返し、詰めて行くと目前に氷結した崖が待ち構える。
そこを這い上がると稜線に出そうだが? その数メートル先の滝に近づく一歩のスタンスが難しい、倒木に乗り生木の枝を掴み
必死に這い上がろうと試みるが、生木も凍りポッポキ折れ、落ちると首か胸まで埋まる雪、どうしても近づくことができない。
何度か繰り返すうちに、ここでアクシデントが起きるたら間違いなく凍死するだろうし、多くの人様に迷惑をかけてしまう。
段々、報道機関の「無謀な単独行中高年登山者の凍死遭難」の活字が、強く頭をよぎりはじめ、恐怖心が襲ってくる。
ここまで来た時間を振返ると、来たトレスを引き返すには、まだ十分時間があり、ここでルート探索は諦めて戻ることにした。
ずーっと雪の中に足を突っ込んだまま身動き出来ない体勢と、必死に歩行に集中していると景色や写真を撮る余裕などない。
自ら厳しい自然に身を置き判断力を養うつもりの雪と格闘訓練は、翌日から全身バリバリ強張り、あちこちアイテテの日々である。
   
 別所駐車場には3台しかありません  雪の重みで多くの杉が倒木被害を受けています
   
 目印の大岩に巻き付いた木の根
 
 この斜面を登る  支尾根に上がる
   
 灌木帯の雪付き  この下の谷へ下る
   
 沢源頭部で見かけた氷柱 
   
 この日長閑に目に映った、たったひとつの光景  奉幣殿・鬼杉を結ぶ登山道

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